2011年3月2日水曜日

医薬品ネット販売の規制は、必要か否か



約1年半前に規制されたばかりの医薬品のインターネット販売が、政府の行政刷新会議の規制改革の検討課題に挙がったことで、再び可能になるかもしれないそうだ。
規制によって「消費者の利便性」などが失われているのは問題。

なるほどねー、この議論の構造化をしてみよう。

対立構造は、政府・ネット販売企業VS患者団体・消費者団体

内容

政府:店舗での購入でも半数は詳細な説明がない
団体:薬剤師が対面販売することで、症状や副作用の悪化を防いできた

これは政府の勝ちでしょ。多くの場合、ドラックストアで薬を買う時に相談なんてしない。医者からの薬を飲んでいる時は、薬の販売もしない。それに店舗拡大に、社員の教育がほとんど追いついていない。結局、ネットでも対面でも一緒。

企業:メールやテレビ電話を使った相談体制を整えることで、ネット販売でも適切   な情報提供ができる
団体:現状のネットやテレビ電話では、提供される情報の真偽の判断ができない

これは企業の勝ちでしょ。実際ドラックストアで新人の薬剤師or登録販売士は、わからないことがあると本部に連絡して助言を求めていた。電話でわからない人間が助言を求めて販売OKなら、客が本部の人間に助言を求めて販売するのはOKでしょ。

企業:規制前にもネット販売が原因で副作用が起きた事例は聞いたことがない
団体:一般用医薬品による副作用で16年から19年にかけて少なくとも7人が死   亡していることなどを指摘

これは事実がある以上、団体の勝ち。だが but しかし、4年間で7人死亡。これって、多いor少ない?。この7人が、すべてネット販売?。ん・・・・ちょっと団体の意見は弱いかも。

数で考えると、2対1で政府の勝利。
内容で考えても、政府の勝利。
どうも団体は、自分たち薬剤師の既得権益を保護しようとしているように見える。実際ドラックストアの友人に聞くと、薬剤師は働かない割に給料高いと愚痴ってた。薬剤師の常駐義務を撤廃されたくないんだろうな。もし撤廃されたら、薬剤師の給料さがるんだろうな。

結局、医薬品ネット販売の規制は否である。既得権益を破壊せよ

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