2011年3月1日火曜日

なぜ日本マクドナルドは、コーヒー無料券を配布するのか?




コーヒー豆相場の急騰が関係業界に影響を及ぼしている。コーヒー各社が値上げの動きを見せているそうだ。

1)キーコーヒーは値上げする
2)味の素ゼネラルフーヅ(AGF)は値上げする
3)ネスレ日本は値上げする
4)UCCホールディングスは値上げする
    以上の例から帰納的に考えるとメーカーの値上げは正しい(仕方ない)。

次にコーヒーチェーンは、どうするのか?
1)日本マクドナルドは値上げしない。無料券の配布を実行
2)ドトール・日レスホールディングスは当面値上げしない。でも収益圧迫は免れない(広報)
3)スターバックスコーヒージャパンは、一部商品を値上げする。

そんな中、なぜマクドナルドは無料券を配布できるのか?この行動は正しい?
演繹的に考えれば、
一般論:企業はコスト増加を、企業努力で吸収できない時は値上げに踏み切る。
  ⇩
観察事項:大手チェーン店各社が、値上げ・収益圧迫されている。
  ⇩
主張:コスト増加分の価格転嫁は仕方ないになる。でもマクドナルドは、
  ↑↓
主張:無料券配布で集客につなげる

マックが、上記の行動を実行できる理由は2つのある。

1つ目は、中期的な農場との契約があるため数カ月間は原材料の価格変化はないとのこと。
2つ目は、もともとコーヒーは利益率の高い商品であるため、総売上高の底上げにはもってこいの商品なんだそうだ。

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