2011年3月25日金曜日

ロジカルシンキングの習得のプロセス




独学で論理的思考を習得することに、苦労している人は多いと思う。
なぜなら一般的な事業会社には、ロジカルシンキングを使用して仕事をしている人はほとんどいないからだ。コンサルタントは多くの場合、先輩社員が後輩の作成した資料を添削してくれるらしい。そのことを繰り返す過程で、習得できるのではないかと思う。

多くの書籍では、本を読んだら即実行と書かれている。でも、これがなかなか難しい。またなんとかHOWツリーやWhatツリーを作っても、正しく作れているのかどうかがよく分からない。読書と現実のギャップは、かなりあることが原因だと思う。

そこで以下のプロセスを考えてみました。

①ロジカルシンキングのツールや手順を説明している書籍を読む
②ケーススタディを解く
③ツールや手順を小説風に書いている書籍を読む
④実際の仕事にロジカルシンキングを適用する

なぜこの手順になるのか?

まず本を読んだだけでは、単なる知識にすぎない。
知識を使えるようにする必要がある。

そのために、ケーススタディを解く。
ケーススタディを一人で解くと、知識は使えるようになる。しかし実際の仕事は他人がかかわってくる。そのため自分の考えに対する反応がよくわからない。

そこで小説風の書籍を読む。
小説風の書籍を読むことによって、ある問題にどのようなツールを適用するのか?その時にどのような反応が返ってくるのか?等を疑似体験することができる。人は一度頭の中でシュミレーションすると現実に適用する時のハードルを下げることができる。

最後に現実の仕事にチャレンジする。

私が思うに現在は①の書籍ばっかりで、②と③に関する良質の書籍があまりない。②と③はセミナーに行けということなのだろうか?

できるなら、一冊の本で1つのプロジェクトを鮮明に書いたものがほしい。業界別プロジェクト別に書けば、かなりのシリーズになると思う。あったら売れると思うのだが。なぜないのだろうか。チームの会議内容・プレゼン内容・クライアントとの質疑応答・完成までのチャートすべて等々。

ページ数が増えるので、悪質の紙を使って出版社の方作って下さい。

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